投手
投手(ピッチャー)とは、打者に対して投球を行う選手のことを言います。投手はアウトを奪うため、2つの方法をあります。1つは投球にバットを当てさせずにアウトを取る方法で、三振を奪うことです。
もう1つは打たせてアウトを取る方法で、打者のタイミングをずらしたりバットにしっかりと当てさせない方法です。ゴロを打たせたりフライを打ち上げさせたりすることがこれにあたります。
単純に同じところにまっすぐ投げているだけでは打者に簡単に打たれてしまうので、投手はストライクゾーンとボールゾーンの様々な箇所にボールを投げ分けます。このことを配球、コントロールする、などと言います。
さらに同じ箇所に投げる際にも、ボールのスピードに変化をつけたり、上下や左右にボールが変化するよう、様々な種類のボールを投げます。この投げるボールの種類のことを球種と言います。
野球の審判員
ここでは、野球の審判員について触れます。野球における審判員は、試合の進行や、投手の投球、本塁における判定を主に担当する球審と、各塁における判定を行う塁審、必要に応じて外野に外審を配置するようになっています。
一般には球審1名と各塁の塁審3名の4人で審判団を作ることが多いですが、重要な試合では外審2名を加えて6人で審判団を作ることもあります。
試合によっては塁審の人数が2名・1名になることもありますし、球審だけで審判を行うこともあります。
代打
ここでは、代打について説明します。19世紀に野球が始まった当初は、試合中の怪我や病気などの理由で先発した選手が試合に出られなくなった場合を除いて、選手の交代は認められていませんでした。
その後、1試合に1人ないし2人といった人数制限、あるいはイニングの間のみといった制限のあるルールが運用された期間を経て、1891年に試合中の選手交代を制限なく行うことができる規則が設けられたのです。このことで選手交代は野球において監督の作戦のひとつとして戦略的に行えるようになりました。
攻撃側は、ボールデッドの時ならいつでも、打者をまだ試合に出場していない控えの選手と交代することが出来ます。このときの交代選手のことを代打といいます。
なお、指名打者に限り、投手が交代するか1回打席が完了するまで代打を出すことが出来ません。代打は、交替した選手の打順と守備位置をそのまま引き継いで、引き続き試合に出場します。また、代打と交替した選手は試合から退き、以後その試合で出場することは出来ません。