アンスポーツマンライクファウル
アンスポーツマンライクファウルというのは、その名のとおりスポーツマンらしくないファウルのことを言います。競技規則には「規則の精神と目的を逸脱し、ボールに正当にプレイしていないと審判が判断したパーソナルファウル」と記載されています。
明らかに抜かれているのに後ろから叩いたりという、故意に起こした正当でないファウルがアンスポーツマンライクファウルです。
ただし、ボールにプレイしようとして正当な努力をしていて起こったファウルでも、異常に激しいものはアンスポーツマンライクファウルとなります。同じ選手がアンスポーツマンライクファウルを2回記録されると退場となります。
アンスポーツマンライクファウルが起こると、ファウルをされたプレイヤーにフリースローが与えられます。
そしてそのフリースローが決まっても決まらなくても、ファウルをされたチーム、つまりシューター側のチームにスローインの権利が与えられ、センターラインの位置からのスローインでゲームが再開されます。
ショットの動作中にアンスポーツマンライクファウルを受けた場合は、シュートが決まれば1本のフリースロー、外れても2本(スリーポイントシュートに対するファウルの場合は3本)のフリースローが与えられます。
テクニカルファウル
テクニカルファウルというのは、フェアプレイの精神やゲーム運営に対する協力の精神を著しく繰り返し逸脱する振る舞いに対してコールされるファウルです。
例えば審判に対する暴言などがテクニカルファウルとなります。バスケでは、ゲーム中の審判の判定は絶対で、抗議することは認められていません。もし少しでも抗議したりするとテクニカルファウルの対象となるので注意が必要です。
プレイヤーによるテクニカルファウルは基本的には「体の接触がない」もので、好ましくない態度をとったり、相手チームに嫌がらせをしたりするものです。
他には、リングを通過した(シュートが決まった)ボールに故意に触れたり、スローインされるのを妨げてゲームの進行を遅らせたり、ファウルをされたと見せかけるために床に倒れたり、リングにぶら下がったりする行為もテクニカルファウルとなります。
また、これはあまり知られていないようですが、相手の目の前で手を振って視界を妨げる行為もテクニカルファウルです。
シュートチェックなどにいって、顔の前に手を出して視界を妨げるという場面がよく見られますが、これはテクニカルファウルとなるので注意が必要です。