バスケットボールシューズ
バスケットボールの競技用シューズが開発されたのは、バスケットボールが誕生してしばらくたった1917年のことでした。
開発したのはアメリカのコンバースという会社でした。今でこそ、スニーカーの会社として有名ですが、当時は、冬に雨や雪の中で作業するときのゴム靴を作っていた会社でした。
コンバースは、冬場だけでなく1年を通じて販売できる商品の必要性を感じており、そこで注目したのが、会社があった同じマサチューセッツ州で考案されたバスケットボールでした。
様々な試行錯誤の末に開発されたシューズは、船の帆に使われる丈夫な布の「キャンバス素材」を使ったものだったので、「キャンバスオールスター」と名が付きました。
このシューズは、多くのバスケットボール選手たちに認められ、コンバースの名前を有名にしました。
キャンパス素材のシューズは、50年以上もバスケットシューズの主流を占めていましたが、1970年代になるとスポーツシューズの素材や機能が高度になってきて、布素材から皮(レザー)素材のシューズが一般的になってきました。
バスケットボール
バスケットボールが誕生した当時は、専用のボールがなく、サッカーボールを使用していました。
考案された当初は、ボールをパスで動かしてシュートするだけという、とても簡単なものだったため、パスやシュートをするのに野球やテニスのボールでは小さすぎ、バレーボールは、まだスポーツ自体が誕生していませんでした。
バスケットボールを考案したネイスミス博士は、球技の難しさは、ボールの大きさに反比例するという理論をもっていましたので、当時はサッカーボールのサイズがボールを投げたり受けたりするのに適したサイズだったと言えます。
しかし、サッカーボールは、もともと足で蹴るために作られたボールのため、手で扱うのには不向きでした。
1894年になってようやくアメリカの自転車製造会社が専用のボールを開発し、その後、どんどんボールは改良され、ゴム製や革製などの現在の形になってきました。
ジャンプボールシチュエイション
バスケットボールの現在のルールでは、ジャンプボールを行うのは第1ピリオドのゲーム開始時のみです(bjリーグではジャンプボールを行っています)。
それ以降、以前はジャンプボールとなっていたような状況(両チームの選手がボールを掴んではなさないような状態、つまりヘルドボールの状態になったときや、ボールがバスケットにに挟まったとき、アウトオブバウンズになったときに審判がどちらのスローインでゲームを再開するか判断ができないときなど)になると、オルタネイティングボゼションルールによってスローインでゲームが再開されます。
第1ピリオドの最初に行われるジャンプボールにもいくつか決まりがあります。まず、ジャンパーはボールが最高点に達してからタップしなければいけません。
ジャンパーはボールを掴んではいけませんが、2回までならタップできます。ジャンパーはボールが他の選手か床に触れるまでは、タップ以外でボールにふれてはいけません。
あとこれは面白いのですが、ジャンプボール時に同じチームの選手がサークルの周りで隣りあわせで並んで位置取りをしたとき、相手チームから要望があれば、一方の位置を譲らなければいけないことになっています。あまり知られていないルールです。
フリースロー
フリースローというのは、バスケの試合で唯一誰にも邪魔されずに打つことができるシュートです。
フリースローはシュートモーションに入っているときにファウルを受けた場合などに与えられます。
スリーポイントラインの内側のシュートに対するファウルがあり、その後のシュートが入らなかった、または打てなかった場合には2本のフリースロー、スリーポイントラインの外側のシュートに対するファウルの場合は3本のフリースローが与えられます。
ショットの動作中にファウルを受けながらもシュートをし、それが入った場合、その得点はカウントされ、さらに1本のフリースローが与えられます。
フリースローのシューターは審判からボールを手渡されてから5秒以内にシュートしなければいけません。
また、フリースローラインより前に出たり、ラインを踏んでシュートしてはいけません。ボールがリングに当たるまでに制限区域内(台形の内側)に入ることも禁止されています。