タイムアウト
バスケのゲームでは、各ピリオド中にタイムをとって監督やコーチが選手に作戦を伝えることができるルールがあります。
これをタイムアウトといい、ゲームの流れを変えるため、作戦を伝えるため、選手を休ませるためなどに使われます。以前はチャージド・タイムアウトと呼ばれていましたが、現在のルールではタイムアウトとなりました。
バスケのタイムアウトは1分で、各チームはそれぞれ前半(第1ピリオドと第2ピリオド)で2回、後半(第3ピリオドと第4ピリオド)で3回、合計5回取ることが許可されています。延長の場合は各ピリオドでそれぞれ1回です。
タイムアウト中はボールはデッドとなり、タイマーは止まります。タイムアウトをとる場合は、ベンチにいる監督やコーチがオフィシャルに対して申請し、その後、ボールがデッドになった時点でとることができます。
選手交代
バスケのゲームでは、選手交代は何度でも可能です。ただし5ファウルで1度退場になった選手は再出場することはできません。
バスケのゲームで交代する場合は、あらかじめオフィシャルに対して申請しておく必要があります。申請した後、最初にボールがデッドになった時点で交代可能となります。
また、5ファウルや怪我などで選手が退場した場合も交代することができます。このとき、負傷したプレーヤーの治療に時間がかかる場合や、交代メンバーがいないときは、5人より少ない人数でゲームを開始することになっています。
バスケの試合で5対4のゲームもあり得るということです。以前のルールでは、ヴァイオレーションが起こったときの交代は、スローインするほうのチームにだけ認められていましたが、現在ではボールがデッドになった時点でどちらのチームも交代が認められます。
ライブorデッド
バスケのゲームでは、「ライブ」と呼ばれる時間と「デッド」と呼ばれる時間があります。簡単に言うと、審判の笛がなってプレーもタイマーも止まっているときがデッド、タイマーが動いているときがライブと考えてほぼ間違いはありません。
わかりやすいようにバスケの試合で、タイマーが動いているかどうかでライブorデッドをわけましたが、本当はタイマーが動いているかどうかではなく、ボールがライブなのか、デッドなのかという使い方をします。ボールが生きているか、生きていないかということです。
バスケのルール、ライブorデッドには細かい規則があるのですが、これはボールの動きを認めるかどうか、つまり笛がなった後にシュートが入ったとき、それを認めるかどうかというところなんかに関係してきます。
オルタネイティング・ポゼション・ルール
バスケの試合を始める際は、センターサークルでジャンプボールを行います。主審がトスアップしたボールをジャンパーがタップし、どちらかの選手が保持した瞬間からタイマーもスタートします。
バスケの以前のルールでは、各クォーターの始めはジャンプボールを行っていましたが、現行のオルタネイティング・ポゼション・ルールでは、ジャンプボールは最初の一回以降、試合では行われなくなりました。
以前、審判がヘルドボールをジャッジしていたような場面でも、現在はジャンプボールは行われません。
現在のバスケのルールでは、ボールの所有チームがわからなくなった場合を「ジャンプボールシチュエーション」と呼び、スローインでゲームを再開します。
このスローインは、ジャンプボールシチュエーションになるたびに自チームと相手チーム交互に行われ、第2、第3、第4ピリオドのスローインもこの順番で行われます。